空と雲と雨雲と霧と・・

7月23日(四日目) 天気雨 気温19℃ 走行62km

雨漏りタープ┓( ̄∇ ̄;)┏
雨音で目がさめる。昨夜小雨だった雨がどうやら本降りになった様子。
テントから出ると衝撃の事態が待っていた。
タープの全面から雨漏りしてる。。(-_-;)山ほどの水滴がタープの内側に、、、
ちょっとタープを揺らしてみた.
<どばしゃ〜!!>と一気に水滴が頭上に落ちてきて まんべんなく、濡れた。(((爆)))
全面雨漏りするタープなんてタープじゃないやんけーーー(-_-#)
明け方の4時前から一人でこの「雨漏りタープ」と戦っていた殿様
苦笑いしつつ、タープを揺らす。<どばしゃ〜>
や、、やめて・・・。って言ってももう遅い。すっかりずぶぬれである。
「撤収作業どうしようか?」
『雨が止んでくれないことにはね、、。』
「様子見だぁね。」
そろそろと様子を見ていたのだが、止んだと思ってもすぐに降り出し、
撤収作業ができない(;∇;)
8時過ぎに意を決して撤収作業に入る。

撤収してはみたものの、あたりは土砂降り。
観光もままならないね〜。( ̄ー ̄;
とりあえず、ぐっしょりに濡れちゃった服を洗濯するか。
摩周湖の近所のコインランドリーにて昼食を取りつつ、洗濯〜。

今夜は近場でキャンプにしよう!!
屈斜路湖の砂湯キャンプ場に決定。

ここは砂地を掘ると温泉が出る。湖の水と混ぜながら適温にし、入浴できるそうだ。
楽しいかもしれないね♪期待しつつ屈斜路湖に向かう。
到着と同時に子供達は水着に着替えて飛び出していった。
どれどれ、、テント設置が終わってから親も偵察に行く。
温泉は、確かに沸いている。
ご丁寧にコンクリで固めて風呂桶状態になっている場所も2〜3あった。
でも、、でも。。
観光客がひっきりなしに来る場所で大人は つかれないよ〜!!
仕方が無い。夜を待とう!

んで、夜になった。お風呂だお風呂だ温泉だ〜♪
上機嫌で でも、こそこそと(笑)昼間下見していた場所に向かう。
れもんは水着で、殿様は素っ裸で!
夜の湖のほとりで露天風呂☆うきゃ〜♪

・・・・だが温泉は熱かった(-_-;)
入れるような温度じゃない。バケツ持ってたら入れたんだけどな〜
やけくそになって湖の水際の砂地をを素手で掘る!
殿様に至っては素っ裸のまんま掘る!!(見せられた格好じゃないわね。。)(((爆)))
湖の水と混ぜ合わせ、適温適温^^
子供の砂遊び状態の水溜り(お湯溜り?)で足だけ浸かった。(笑)

教訓その一:タープは安売りの品はやめよう!
教訓その二:バケツとスコップは持っていた方がいいのかも?

7月24日(五日目) 天気雨 気温18℃ 走行316km

霧の摩周湖?
目覚めたら雨。(もうええ!っちゅうねん!)
雨でもなんでもサクサク撤収するわよー!!(開き直りっ!)
濃霧でも観光したるねん!(これは やけくそ。。。)

今日は湖を見ようDAY!にしよう^^
摩周湖を見て、阿寒湖も行くぞ〜!
摩周湖なんて年中霧だって言うし〜♪同じ同じ!

で、摩周湖着。
・・・・・・・霧の摩周湖どころか、濃霧で視界は1mあるかないか。。。
これじゃぁ、そこらへんの中空指差して「摩周湖だよ〜!」って言っても変わらないやんけ!(-_-#)
くっそぉ!阿寒湖に向かってやるぅ!
写真など撮れるはずも無く とっとと移動。
お次はマリモだぁ〜!
阿寒湖に向かう途中、ペンケトー(上の湖)パンケトー(下の湖)を眺められる
「双湖台」と言う展望台に立ち寄る。
ラッキーな事に雲が少しだけ切れて霧もかかってない!!
チャンスだ!とっとと見に行くぞ〜!!



気分も持ち直し、上機嫌で阿寒湖に向かう。
阿寒湖畔ビジターセンターは館内改装工事のため、
観光協会にてマリモの展示をしているらしい。
観光協会にて、直径15cmはあろうかと思われる本物のマリモを見る。
ひょ〜、でかっ!!
《注:よくお土産で売っているマリモは本物のマリモの近似種だそうな。
本物は特別天然記念物なので、生息地へも立ち入り禁止だそうな。》
天気さえ良かったら、阿寒湖畔を散策できたが
霧もかかり、小雨もぱらついてきたので
お土産屋さんでマリモ購入。阿寒湖を後にする。

おなかが空いたのでちょっと休憩。
・・・・しようにも店がないよーー!
背に腹は替えられぬ。パーキングの端に車を止め
食材と調理道具を出し、こそこそと食事。

すると野生動物でもいるのかと思ったのか、車がどんどんパーキングに入ってくる。
食事中の光景を見て去って行く
なんだか晒し者状態での食事になっちゃったなぁ(--)

お次は一気に知床半島まで行っちゃうぞ!道東の道をガンガン走る。
標津の町を抜けると目前に海が見えてくる。
わぁぁ!オホーツク海だ!!クリオネの住む海だぁ!!
ここで、海沿いの道を走る。風景は今までとは一変し
美しくも厳しい自然である。
今すぐにでも熊が出没しそうなそんな風景の中、道は羅臼へ続く。
夕方、やっと羅臼に到着。今夜は民宿に宿泊予定^^
テント設置の必要がないので、気楽である
民宿の場所を確認し、道の駅に。
寒っっ!慌てて上着を羽織る。
道の駅の展望台から海を見たが、国後島は見えなかった(残念!)
夕食の時間もあるので、ここで民宿に帰る。
夕食は超豪華な食事だった。カニ・ほっけ・キンキの味噌汁。
他にも海の幸をふんだんに使ったバイキングで動けなくなるぐらい食べた(笑)

ここでは野生の鹿に会えるらしい。
翌日朝6:00朝食前に知床横断道路1往復する事に決め、早めに就寝♪
あぁ。湿りけのない夜だ!幸せだ〜。(笑)

7月25日(6日目) 天気くもり時々雨 気温17℃ 走行129km

温泉三昧な一日
起床4:30今日はエゾシカに会おうと張り切りすぎて
早く目がさめすぎた。(笑)
着替えた後 民宿内を うろうろしてみたが 家族を起こすのはちょっと可哀想かな?
5:00近所に散歩に出かける。
ふと海に目をやれば、昆布漁の漁師さんたちが漁に出てゆく。
ほぇぇ、早いんだね。漁師の皆様ご苦労様でございます。

朝の新鮮な空気をいっぱい吸い込んで民宿に戻る(他に何もする事が無かったとも、言う)
さ〜て、みんな〜起きましょう!!鹿に会いに行くわよ〜♪
上機嫌の母とは正反対にものすごく不機嫌な子供達を車に搭載し、出発♪
知床横断道路往復1時間コースへの出発〜
出発後、10分で鹿発見!!あたりまえのように道路脇から顔を出している。
その後も続々と鹿発見!!
早起きは、するもんだわね。
山ほどエゾシカに会えた。その上、虹も見られたし^^
こんな貴重な情報をくださった*「GOROさん」に感謝・感謝!

《*GOROさんとは、「こだわりキャンプ術」でお知り会いになった本州の方で同じ時期に
北海道へ渡っていたキャンプ仲間の方です。たくさんの情報をありがとう☆》

今日もあまり天気が良くないが、ま 仕方ないな。
民宿での朝食後、荷物をまとめて、出発!
まずは、マッカウス洞窟。ここで、「ヒカリゴケ」を見る。
そして、今度はマスの遡上のポイントを探して半島を奥に奥に。
あれれ?行き止まりになっちゃった。時期が悪かったのかな?
それではしょうがない。ここまで来たからと、ついでのように温泉ツアー。
まずは相泊温泉。海岸で小屋になっている温泉だった。ここは、殿だけが入浴^^
お次はセセキ温泉。満潮になると海中に没してしまう岩風呂。

天気が悪かったので国後島を眺めながらの入浴は出来なかったけれど
海に面した温泉で 気持ちよく家族で入浴(笑)
水着に着替えてしまった私は水着のまま、車中へ。
次は熊の湯だぁ!
こちらは知床横断道路の入り口にあって、原生林に囲まれた温泉。
男湯、女湯と分かれていたので、それぞれで入浴。
女湯は暖かくて いい湯だったが、男湯はすごく熱かったらしい。
そしてそして、温泉ツアーとどめはカムイワッカ湯の滝だ!
ダートな道をひた走りに走ると、カムイワッカがある。
道中キタキツネや鹿に会う♪
道の脇に車を止めて、沢登りの準備をしていると、、
「GOROさん」が声をかけてくださった
実はカムイワッカで落ち合おうと約束していたのだが、
知床半島を奥まで行き過ぎて しかもその上、温泉に浸かりながら来てしまったので
時間にかなり遅れてしまった上に携帯は圏外ばっかりで
もう、今日はお会いする事は不可能だろうとあきらめていた所だった。
出会えた偶然に感謝しながら、さて、沢登りだよ〜!!

お湯が流れる川を大人の足で15分ほど登った所にある滝壷が天然の露天風呂になっている。
時々滑りながら子供達も頑張って登った。3倍ぐらいの時間をかけ、なんとか滝壷に到着。
気持ちいいね〜!!硫黄泉なので、水しぶきが目にしみるけど(笑)
ひと時温泉を楽しみ、さてお次は 登った道は降りるのだ・頑張れ子供達!
どうしても頑張れない場所はお父さんが抱っこして下りてくれるよ〜♪
へろへろになって下りてきたら、次は知床5湖観光^^;;
3・4・5湖は熊出没中のため、散策禁止になっていたので 1・2湖だけ散策する。
途中霧がかかってきた。

すでに、この旅お馴染みの真っ白い世界にやれやれと思いながら
展望台には行かずに5湖を後にする。
ここで大人は力尽き、今夜のキャンプ場は ここから一番近い「知床野営場」に決定。
森の中にあるキャンプ場でとっても静か♪

全面から雨漏りするタープに見切りをつけ、ブルーシートをテントの上に張り雨よけにして
野生との出会いを期待しつつ、今日は早めに就寝^^のはずだったんだがな。。。(苦笑)

7月26日(7日目) 天気雨 気温16℃ 走行393km

目指せ富良野!!
ブルーシートのタープはうるさかった
雨の音がとっても響いて安眠なんぞ、できやしねーぜ!!(-_-#)
ほとんど寝る事も出来ぬまま、睡眠不足でやけくそになって起床(笑)

今日は大移動日だよぉ〜。時間短縮の為、朝食抜きで撤収なのだ!
前日あらかた荷物を片付けておいた賜物か、一時間かからずに撤収完了!\(⌒∇⌒)/
目指すは富良野。がむばだ!スパシオ!

さてと、出発じゃ!斜里町でローソンに立ち寄り各々食料を購入し、
網走経由で富良野まで^^
カーナビに網走刑務所を経由地点としていたら、「一般者の立ち入りを禁じます」って看板が。。あれれ?
現在使われている刑務所に着いちゃった( ̄ー ̄;
あ、博物館になっているのは「網走監獄」って言うのね。。。あはは。
で、博物館網走監獄に到着。
そう、キャンプ地で朝食を抜いて時間を短縮させたのは ここに立ち寄りたかったのだ。
博物館内部を見て回る。

さすが、「ほんまもん」なんとも言えない独特な雰囲気がある。
いつもは賑やかな子供達も雰囲気に呑まれ、神妙にしている。
一通り見て回って、再び車中へ。
道の駅にいくつか立ち寄りつつ、車を走らせていると、、、
く、くさい。
防虫オイルの臭いがする!車を路肩に止め、トランクルームを確かめる。
防虫オイルがランタンから漏れ出し、服を濡らしていた。
シトロネラの強烈な臭いが鼻を突く。
今回の旅 最大の事件「シトロネラ事件」の勃発である。
この強烈な臭いの中、閉鎖された車内にいては、
全員気分を悪くするか、変に「ハイ」になってまう (-_-;)
モノがオイルであるだけに、簡単な水洗いでは到底落ちそうにない。
とりあえず、被害にあった服を45Lのビニール袋に詰め込み、気分も新たに再出発。
コインランドリー道中にあるといいなぁ〜。

しばらくすると、、、太陽だ!\(⌒∇⌒)/
嬉しさのあまり、車外に飛び出し太陽光の下で写真を撮った。
ひさびさの太陽だよぉぉ。嬉しいよぉぉ。
そして、太陽の光を受け、風景も一変する。
これよ!これなのよ!求めていたのはこの景色、この風景に会いたかったのよ〜\(;∇;)/

昼を思いっきり回った3時ぐらいに旭川到着。
ラーメン食べたくて ここまで我慢していたのだ^^
空ききったおなかに 旭川ラーメンは ものごっつ美味かった♪

さて、行くよ〜!今日はね、家族4人だけのキャンプじゃないんだよん^^
北海道を回ってる間、ずっと連絡を取り合っていた*Tetsu一家と ご一緒できるんだよ〜ん

《*Tetsuさんとは、GOROさんと同じく、「こだわりキャンプ術」で
お知り会いになった方で渡道前からお世話になっていた方なのでした》

てなわけで、今夜は「美瑛自然の村キャンプ場」に決定済み。
ここは、この道中で一番設備の整ったキャンプ地だったと思う。
きれいに区画整理され、芝生が張ってあり、炊飯場・トイレなどが各所についている
コテージもあり、とってもきれい。しかも安い。。家族4人でオートキャンプで1000円。
コテージ借りても5000円。さっすが北海道。(変なところに感心したりして。。)

待ち合わせのため、管理室の前に車を止めて待っていると、、、。
あれ?GOROさん?!
道東の悪天候でスケジュールを大変更かけたGOROさん一家も合流し、3家族でOFF会だぁ!
まずはテント設置だね☆
とろくさい 我が家を二家族は暖かく待っていてくれた。いい人達だぁぁ(;∇;)
設置が済むと皆で吹上温泉保養センター「白銀荘」へ。
ここは数種類の温泉があったり、水着で遊べるお子様達は大喜びだぜ!なスペースがあったりで
温泉だけでも大満足^^
温泉に入ってさっぱりした所で、サイトに戻って夕食♪
・・・なんだけど、その前に我が家は「シトロネラ事件」で被害にあった大量の服の洗濯だ(しおしお)
さすが、オイルだ臭いが取れやしない(-_-;)
浸け置き洗いとし、サイトに戻る。
あれれ?子供達、、、すーっかりTetsuサイトにお邪魔しちゃって、その上おかずまで頂いちゃって。。。
って、思っていたら、殿まで!!なし崩し的に私まで、、あぅぅ。
すみましぇ〜ん・・・・。
キタキツネまでサイトに顔出しする。(笑)
・・と思ったら。食料を狙うんじゃないの!(`_´メ) め!

その後、アルコール類持ち寄って GOROさんのタープ内で
会話に花が咲く。

おっといけねぇ、0時だ!それぞれ、慌てて寝る支度に移る。

私たちも、、と思ったが、この旅で初めての星空、
キャンプ地内では常夜灯のため、あまり見られないので、ちょこっと外出^^
関東ではお目にかかれない天の川を鑑賞した。
山間部じゃなかったらな、、もっと広範囲に見渡せたんだけど、、。
明日も星空が見えたら、平野部まで車出しちゃおうか?などと画策しつつ、サイトに戻る。

事件はあったけど、いい日だったなぁ〜。
幸せな気分で眠りにつく。

後から思った事だったが、この夜のうちに平野部まで星空を見に行くべきだったようだ。
なぜって、星空のプレゼントはこの晩のみ。だったのだから。

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